☆秘密の総長様☆
ひどく傷ついた顔の美羽が、映りこんできて急に辺りがボヤケ始める。


「想ーーー?


何泣いてんだよ」



泣いてるーーー?



真に言われるまで、自分が泣いてるなんて分からなかった。



「俺が美羽を傷つけた。


俺じゃ、美羽を幸せに出来ない。


真ーーー美羽を頼む」



真にしか託せない。



あの剣士には渡したくない。




< 133 / 225 >

この作品をシェア

pagetop