☆秘密の総長様☆
「好きだったけど、仲間も大事だから幸せになってくれるなら"ソイツ"と幸せになってくれるなら、諦める。


これが俺の愛し方だ。」



"ソイツ"とは想か、真ーー



どちらも取れる言い方に、俺は、何も言えなかった。


「あれ?美羽ちゃんはーー?」


気づいた晴が声をあげた。

どこを見渡しても美羽は居なかった。


美羽、まさか。



一人で出てったのか?


真が幹部室を飛び出したの、と想が部屋に入るのが同時で、ただ目的は違うまま、これでいいのか、と悩む明人がいた。


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