☆秘密の総長様☆
本当、こいつ、寝てりゃいいのに。


起きて、また泣かしてんじゃねーよ。


こいつが泣くと苦しいんだ。


なんか、わかんねーけど苦しいんだ。


「お前、二度と起きてくんな‼」


俺は、足蹴りをおみまいした。


一発ko。


よえー。


後ろを振り返ると、不安げな瞳が揺れてる。


俺は、こいつらなんか、怖くもねーけどこいつからしたら怖いんだろうな。


「大丈夫か?」



やっと、絞り出せた気遣い。


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