☆秘密の総長様☆
俺が動けば、美羽に危害が及ぶ。


それを恐れて手を出さないでいると、男が美羽の泣いてる涙をペロリ、と舐めた。


「やぁっ!!やめて」



ゾクゾクする。


恐怖にしか感じない。


「美羽!!


真、何してんだ。」


俺に怒鳴る想だって、分かってる。


捕まってる状態の美羽に、危害が及ぶと。


だから、手を出せないでいると奴は舌先で美羽の耳を舐め回す。


「やぁ!!」


「テメー!!」


あんな、声他の奴に聞かせたくねーよ。


もう我慢の限界だった。

その時、草むらから黒い影が飛び出してきたかと思えば、美羽を捕まえてた男が吹き飛んだ。



解放された美羽を、男が支えた。


男は、意識朦朧としている美羽を、お姫様ダッコする。


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