北欧の死神~死刑執行人~
突如目に飛び込んできた白髪の少年は

看護師と何か言い争っていた



看護師は私と目が合うと
「ああ…またいらっしゃったんですね

優さんが目覚めました
それではわたしはこれで」


私と話したくないのか逃げるように病室を飛び出す






目の前にいた少年は睨むようにこちらを見る

その目にもう前のような無邪気さは残っていない

優の瞳には暗い影が落ちている

どうしてこんなに変わってしまったんだろう




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