北欧の死神~死刑執行人~
ヤスside
「あの日は…税金の引き上げ日だったんだ
物価も最近どんどん高くなってきて、俺たちの暮らしはきつくなってく一方だった
だからここらへんのグループと、ホームレスたちと結託して
貴族の屋敷に食べ物を分けに貰いに行こうってことになったんだ
あいつらに頼みなんてしたくないが、くだらないプライドなんか気にしてたら
皆餓死しちまう
姉ちゃんよぉ、さっき犯人が間違って捕まったとかいってたな
あれ、本当なんだよ…」
俺はぽつり、ぽつりと言葉を紡ぐ
俺たちの無念だけでも伝わってほしいんだ…
俺の記憶は、事件の日に飛んでいた
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物価も最近どんどん高くなってきて、俺たちの暮らしはきつくなってく一方だった
だからここらへんのグループと、ホームレスたちと結託して
貴族の屋敷に食べ物を分けに貰いに行こうってことになったんだ
あいつらに頼みなんてしたくないが、くだらないプライドなんか気にしてたら
皆餓死しちまう
姉ちゃんよぉ、さっき犯人が間違って捕まったとかいってたな
あれ、本当なんだよ…」
俺はぽつり、ぽつりと言葉を紡ぐ
俺たちの無念だけでも伝わってほしいんだ…
俺の記憶は、事件の日に飛んでいた
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