北欧の死神～死刑執行人～




「僕の友達になって」



そう言って差し出した僕の手に、彼女は無言で自分の手を重ねた




その手はわずかに震えていて




小さな背中は死神とは似ても似つかないほど小さく、頼りなかった






だから僕は







心から、この子と友達になりたいと思えたんだ













少女は何も言わずに立ち去った


ここから、短い間の僕の幸せが始まるんだ






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