北欧の死神~死刑執行人~
サヨナラまでの7日間
ゼロside
友達になった次の日から、2170番は私が入ってくるたびに話しかけてくる
こんなにも監視カメラのモニターが自室にしかないことをヨロコアしいと思ったのは初めてだ
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「入る、飯だ」
囚人と同じ扱いなのは心苦しいが、仕方がない
「ねーねー看守さん」
「何だ、2710番」
「友達っていうものは人を番号で呼ばないんじゃないかな」
まあ、確かに番号は嫌だな
「お前」とかならいいだろうか
「ならどうすれば…」
とつぶやいた私に、かぶせるように
「涼」
「は?」
想像とかなり違ったようだ