北欧の死神~死刑執行人~
「………なんで、何で貴方が助けてくれたんです?


私に知らせてくれたのだって…」


「そんなことはどうでもいい」


父は私の言葉を遮るかのように
病院の場所と号室を教えてくれた


「この資料を見せたら面会ができる


行くかどうかはお前の自由だ」




紙を押し付けられる




「話は以上だ

帰っていい」




「失礼…しました」


バタンッ

ドアを閉める手に力が入る



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