秘密ゲーム
「あー……疲れたー……何食べようかな。」

お店に着いて、椅子に座ると早速ゆまゆまがメニューを開いて選んでいる。

「私のオススメはサンドイッチだよ。これすごく美味しいんだ!」

「じゃあそれにするー!」

「きびさんと稀綸はどうする?」

私が問いかけると

「俺はこれがいい。」

と稀綸がホットケーキを指さした。

「僕は…これで…」

と、チョコレートパフェを選んだ。

「すいませーん」

私は店員を呼び、注文をした。

「待っている間に自己紹介する?名前と、年齢と、出身」

と稀綸が言った。

「じゃあ私からー!こんにちは!ゆまゆまこと安田 由麻です!16歳の高校1年生です!三重県から来ました!よろしくお願いします!」

ゆまゆまは年下かぁ…だから可愛らしいと思えたのかな…

「じゃあ次は僕…。きびさんこと仲川 誠良です。高校3年生。静岡県から来ました。」

きびさん年上?!見た目的には同い年か年下っぽい……

「じゃあ次は私!珀こと宮本 夏です!高校2年生で、愛知県から来ました!てかここから近いんですけどね!よろしくお願いします!」

そして最後は

「稀綸こと坂口 渚です。」

私は耳を疑った。坂口?坂口 渚って……まさか……

でも、同じ名前でたまたま顔が似てたって可能性もあるし、

だって世界は広いんだよ?!だから人違いの可能性もあるし…

「高校2年生で、珀と同じく愛知県で、名古屋市に住んでます!」

高校2年生で名古屋住み。背が高くて、イケメン。

でも性格ブスだよね…?でも稀綸は性格イケメンだよ?

やっぱり人違いだよね。会うわけないよねこんな所で。

「ねぇ!珀!聞いてる?珀ってば!」

頭の中でグルグルと考え事をしていると、ゆまゆまから声をかけられた。

「ご…めん…ゆまゆま。考え事してた!あはは!」

「もぉー!注文したやつきたよ?みんなで食べよ!」

「そうだね!食べよっか!」

稀綸のことは置いといて、今はこの場を楽しもう!

私達は、しばらく食べながら雑談をして、その後にアニメルトというアニメグッズのお店で買い物をした。
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