屋上から、夕焼け
……強がり、
って、どこかで誰かが悲鳴をあげる。
うるさいな、私は、まだ、死ねない。
死ぬまでに、私は。
決めたんだから、私は自殺なんか絶対しない。
死ぬって響きがどれだけの重さを秘めているのか知ってんのか、知っててそれは書いたのか。
そうでなかったら、私は、傷つかない、傷ついてなんかやらない。
馬鹿みたいだみんな、好きでもない私が屋上行ったくらいで動揺して、馬鹿だ馬鹿だ馬鹿だ。
死んだ方がいいって言ってたくせに、というか好きでもないやつに死んだ方がいいとか思ってたくせに本気でそういうことしそうになったらその気持ちに亀裂が走るほど軽い気持ちでそういうことを言っていたなんて。