恋ふうせん
先週、会社のエレベーターで話したきり白井さんとは会ってない。
でも、会社にいればどこかで会うかもしれないって、淡い期待をしながら毎日通ってる私がいた。
ううん、もちろんそんな変なことになろうなんて考えは毛頭ない。
二人で、もう少し長くお話ができたら楽しいだろうなぁっていうくらいだけど。
旦那を送り出し、子ども達のバスを見送り、ハイヒールを履いて玄関を飛び出した。
「大杉さん、おはようございます。」
マンションの入り口で、ゴミを出しに来たと思われる白井さんの奥さんである未知さんが明るく手をふってきた。
でも、会社にいればどこかで会うかもしれないって、淡い期待をしながら毎日通ってる私がいた。
ううん、もちろんそんな変なことになろうなんて考えは毛頭ない。
二人で、もう少し長くお話ができたら楽しいだろうなぁっていうくらいだけど。
旦那を送り出し、子ども達のバスを見送り、ハイヒールを履いて玄関を飛び出した。
「大杉さん、おはようございます。」
マンションの入り口で、ゴミを出しに来たと思われる白井さんの奥さんである未知さんが明るく手をふってきた。