恋ふうせん
「こっちこそなにそれ?だよ。お前、白井さんと同じ会社に勤めてたんだよな。えらくはりきってたからおかしいなって思ってたんだよ。お前らなんかあったのか?」
「な、ないにきまってるじゃない!加藤さん、ほらもう年齢も結構いってるから見間違えたんじゃない?」
「そうなのか?加藤さんはえらく確信した物言いだったぞ。」
「それ、いつの話?そりゃ、同じマンション住んでるんだから、帰り道一緒になることくらい何回かあったわよ。」
「つい先日だってさ。一緒に帰るったって、手はつながないだろ。」
思わず言葉を失う。私の手をとってクスノキの前に小走りしていた時に見られたんだろうか?
やばい、どうしよう。
白井さん、助けて。
「な、ないにきまってるじゃない!加藤さん、ほらもう年齢も結構いってるから見間違えたんじゃない?」
「そうなのか?加藤さんはえらく確信した物言いだったぞ。」
「それ、いつの話?そりゃ、同じマンション住んでるんだから、帰り道一緒になることくらい何回かあったわよ。」
「つい先日だってさ。一緒に帰るったって、手はつながないだろ。」
思わず言葉を失う。私の手をとってクスノキの前に小走りしていた時に見られたんだろうか?
やばい、どうしよう。
白井さん、助けて。