恋ふうせん
「僕が断れば断るほど、未知の精神状態は悪くなってきました。
毎日ほとんど寝込むようになり、起きてきたら義父母にあたりちらすような状態で。
義父母もとうとうそんな未知を見かねて、僕に頭を下げてきたんです。
でも、その時既に妻は美由紀を身ごもっていました。」
「美由紀ちゃんのお母さんは、未知さんのことはご存知だったんですか?」
「はい。僕もかなり悩んでいたので、妻が気にして相談にのってくれていました。
ただ、その話は妊婦である妻にはかなりのストレスを与えてしまったらしく、美由紀は
早産で生まれ、その際の症状の悪化で妻はほどなく亡くなりました。」
「まぁ。」
あまりにショックな話で私は両手で口をおさえた。
なんてかわいそうな奥様。そして、かわいそうな美由紀ちゃん。
毎日ほとんど寝込むようになり、起きてきたら義父母にあたりちらすような状態で。
義父母もとうとうそんな未知を見かねて、僕に頭を下げてきたんです。
でも、その時既に妻は美由紀を身ごもっていました。」
「美由紀ちゃんのお母さんは、未知さんのことはご存知だったんですか?」
「はい。僕もかなり悩んでいたので、妻が気にして相談にのってくれていました。
ただ、その話は妊婦である妻にはかなりのストレスを与えてしまったらしく、美由紀は
早産で生まれ、その際の症状の悪化で妻はほどなく亡くなりました。」
「まぁ。」
あまりにショックな話で私は両手で口をおさえた。
なんてかわいそうな奥様。そして、かわいそうな美由紀ちゃん。