白狐様の秘密
そんなことがあったんだ。
…ん?
「ちょ、まって?き、狐ってなに?ごめんね、せっかく話してくれたのに。」
「そうだよね。ゆっくりでいいから俺たちのことを理解してほしい。」
「俺たちって?」
「黒も実は黒狐で黒覇さんの息子だよ。」
「黒川くんも狐…」
「狐がなんだ。俺とお前の関係は変わらんだろ。それとも月下は狐だと聞いて嫌になったか?」
「そんなことないけど…、」
だって信じられるわけないじゃん。
いきなり、狐なんだって言われても…
すると、勢いよく襖が開いた。
「琥珀様!襲撃です!!」
「わかったすぐ行く。」