素直にバイバイが言えるまで
グルグル回る夢と現実
龍吾と一緒にいる時間が増えてから、私は何気なく家族のことを聞いたことがあった。
「龍吾って兄弟いるの?」
「うん。妹。今高3なんだけど、全然受験勉強しないって、言ってた」
そう言いながらお菓子を食べる龍吾の横顔から、仲が良い兄妹なんだということがうかがえた。
「大学受かったら、こっち出てくるからさ、一緒にご飯とか行こうよ。妹にも紹介したいし。『自慢の彼女』って」
めちゃくちゃ笑顔で言うから、
普通に「うん」って答えた。
…けど、そうなったら、つい最近までJKだったというイマドキ女子大生に、私はどう接したらいいのか?
またもや歳上ネェさんのプレッシャーがドンと重くなった。
「龍吾って兄弟いるの?」
「うん。妹。今高3なんだけど、全然受験勉強しないって、言ってた」
そう言いながらお菓子を食べる龍吾の横顔から、仲が良い兄妹なんだということがうかがえた。
「大学受かったら、こっち出てくるからさ、一緒にご飯とか行こうよ。妹にも紹介したいし。『自慢の彼女』って」
めちゃくちゃ笑顔で言うから、
普通に「うん」って答えた。
…けど、そうなったら、つい最近までJKだったというイマドキ女子大生に、私はどう接したらいいのか?
またもや歳上ネェさんのプレッシャーがドンと重くなった。