また明日。
彼女は、とても明るかった。


誰とでもすぐ仲良くなれるような、人気者だった。



可愛くて、明るくて、人気者の彼女のことを好きだった奴は、

いっぱいいただろう。


ただそれだけに、


心に深い傷を負った。



泣いて悲しむ者。

涙を堪え顔を歪ませる者。

本を黙々と読み続ける者。

過去の思い出に浸っている者。


いっぱいいた。



ーーー僕は、世界が終わった気がしてた。
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