君を俺の色で染めさせて。
Episode2. 君の声
豹馬の後、次々と自己紹介をしていき、俺の隣の女子生徒の番になった。
みんなどんな自己紹介をするのか興味津々で見つめている。
女子生徒がおもむろに立ち上がり、
「二階堂 翔子です。
好きな物は…特に無いです。」
よろしくお願いします、と軽く頭を下げ、座った。
俺は二階堂の声がとても綺麗に澄んでいることに驚いていた。
俺の偏見だが、物静かすぎる人はボソボソ喋ると思ってた。
姿勢も凛としてて、なんだ、喋れない訳じゃないんじゃね?
と、思ったが…
みんなどんな自己紹介をするのか興味津々で見つめている。
女子生徒がおもむろに立ち上がり、
「二階堂 翔子です。
好きな物は…特に無いです。」
よろしくお願いします、と軽く頭を下げ、座った。
俺は二階堂の声がとても綺麗に澄んでいることに驚いていた。
俺の偏見だが、物静かすぎる人はボソボソ喋ると思ってた。
姿勢も凛としてて、なんだ、喋れない訳じゃないんじゃね?
と、思ったが…