君を俺の色で染めさせて。
黒板に書いてある俺の席は、
5列ある中の1番左端、そして1番後ろの席だった。

なんだこの順番。名前順じゃないのか。疑問を持ちつつ、俺はクラスメイトの注目を一身に浴びながら急いで席についた。

そして、
ーキーンコーンカーンコーンー

ギリギリの所でチャイムがなった。
あっぶねぇ…焦った

教室を見回していると、
俺の隣の列の前から2番目の席に座っている、
小学生の頃から仲が良い早川 豹馬(ハヤカワ ヒョウマ)という男が、
ニヤニヤしながら俺を見ていた。

なんだよ、ほっとけ。
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