護衛目的の執事です
「あぁ」



と言い、ダンスを踊るべくホールの方へと向かい、
幾つかのペア達と同様に社交ダンスを始めた結弦様。



リードするのも上手く、私ははじめの手慣らし。といった所かと思ってると、



結弦「水無月」



と呼び掛けられた。



「何だ?」



結弦「今日、パーティーが終わるまで僕と一緒に居てくれない?」



ん?



「今日はお前達凛王の婚約者決めの社交会だが」



結弦「良いんだよ、僕にはちゃんと相手が居るから」



んー、里香だろうか。


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