護衛目的の執事です
逃がさない
結弦「水無月!」



リムジンが止まってすぐ、降りてきた凛王に蒼空、麗さんに蓮さん、そして祖父。



駆け寄ってくる結弦の姿を見ると嬉しくて、とても微笑ましい気分になった。



結弦「!水無月のメイド服」



と驚いてる様子の結弦。



結弦「フフっ、良いの見れちゃったよ!」



と、何やら喜んでたが、今は。



「里香を」



結弦「あっ、そうだよね」



と私から里香を受け取った結弦。



視線を移せば、こちらに掛けてくる凛王に蓮さん、麗さん、蒼空。



………祖父は、多分私の声音から察したのだろう。



撃たれた事に。
いや、それでなくても重傷を負った事を。


< 198 / 213 >

この作品をシェア

pagetop