メトロの中は、近過ぎです!
新規事業
次の週から大野さん率いる新規事業部が本格的に動きだした。
遅ればせながら、わが社もようやくオンライン受注システムの導入っていうことらしい。
なんでそんな難しい課に入れられちゃったのかな~
朝から憂鬱な私を他所に、第一会議室には次々に荷物が運びこまれている。
もちろん仕切っているのは麻紀さん。
「大野君。私のデスクは邪魔にならないようにこの辺りがいいよね?」
そんなこと言いながらやっぱり大野さんの1番近く。
「戸田君。ごめんね、重いの持たせて、それこっちにお願い」
すっかり戸田君も4課の人になってる。
中川の兄さんと森田さんの周りには、すごい数のコード類。
それぞれの机にはパソコンが3台も並んでいる。
用途別に必要らしいけど、ノートパソコン1台でも使いこなせていない私にはさっぱり意味がわからない。
「佐々木ちゃん。そこ危ないから…」
……私は邪魔者みたいですね。
「3課に行ってます」
誰も聞いてないですよね……
やることないから給湯室の片づけでもしていた私が呼ばれたのは、もうお昼近くだった。
新4課は、元会議室だったとは思えないくらい立派なオフィスになっていた。
端には商談用の応接セットまで置いてある。
軽くチーム分けがされ、中川の兄さんと森田さんはどう見てもシステム担当。
あとが営業担当。
当初は大野さんと戸田君、もしくは私。
それと麻紀さんとその残り、という風に2つのチームに分けると大野さんが言ったけど、
「えー。チームに分ける必要あるかな?」
という麻紀さんの一言でチーム分けはやめられた。
「ではお昼にしましょうか?」
大野さんが仕切ったのはそれくらい。
遅ればせながら、わが社もようやくオンライン受注システムの導入っていうことらしい。
なんでそんな難しい課に入れられちゃったのかな~
朝から憂鬱な私を他所に、第一会議室には次々に荷物が運びこまれている。
もちろん仕切っているのは麻紀さん。
「大野君。私のデスクは邪魔にならないようにこの辺りがいいよね?」
そんなこと言いながらやっぱり大野さんの1番近く。
「戸田君。ごめんね、重いの持たせて、それこっちにお願い」
すっかり戸田君も4課の人になってる。
中川の兄さんと森田さんの周りには、すごい数のコード類。
それぞれの机にはパソコンが3台も並んでいる。
用途別に必要らしいけど、ノートパソコン1台でも使いこなせていない私にはさっぱり意味がわからない。
「佐々木ちゃん。そこ危ないから…」
……私は邪魔者みたいですね。
「3課に行ってます」
誰も聞いてないですよね……
やることないから給湯室の片づけでもしていた私が呼ばれたのは、もうお昼近くだった。
新4課は、元会議室だったとは思えないくらい立派なオフィスになっていた。
端には商談用の応接セットまで置いてある。
軽くチーム分けがされ、中川の兄さんと森田さんはどう見てもシステム担当。
あとが営業担当。
当初は大野さんと戸田君、もしくは私。
それと麻紀さんとその残り、という風に2つのチームに分けると大野さんが言ったけど、
「えー。チームに分ける必要あるかな?」
という麻紀さんの一言でチーム分けはやめられた。
「ではお昼にしましょうか?」
大野さんが仕切ったのはそれくらい。