メトロの中は、近過ぎです!
一日に二人もイケメンさんと出会えるなんて、今日は運が良い。
茶髪に作業着姿のマサルさんの首元には、ゴールドの太いネックレス。
このイケメンも遊び人っぽい。
緊張しながらもお互いに名刺交換をした。
本当は携帯番号を書き加えたかったけど、社長と課代がいたのでは書ける訳がない。
課代が、「佐々木はどうですか?」なんて爽やかに聞いている。
「以前は、伊藤が担当させてもらっていたようですが…」
なにそれ。私とチーフを比べてるんですか?
「いやいや、まほちゃんもよくやってくれてますよ。な?優。伊藤ちゃんの時とそう変わらないよなっ」
辰五郎さんが優さんに同意を求めると、優さんは横を向いて、「そうですね」なんて答えた。
もしかして照れてます?
私の事意識してもらったとか……
それからも和やかムードで話は進んだ。
吉野設計としても今後大野建設と仲良くしておきたいんだろう。
私も前田ホームさんの件のお礼も言えた。
それでは…と言って、立ち去ろうとしたときに
「では、また…」
と、優さんに言われて、うっかり
「次は二人で…」
なんて言いそうになった。
あとで課代に思いっきり笑われたけど
茶髪に作業着姿のマサルさんの首元には、ゴールドの太いネックレス。
このイケメンも遊び人っぽい。
緊張しながらもお互いに名刺交換をした。
本当は携帯番号を書き加えたかったけど、社長と課代がいたのでは書ける訳がない。
課代が、「佐々木はどうですか?」なんて爽やかに聞いている。
「以前は、伊藤が担当させてもらっていたようですが…」
なにそれ。私とチーフを比べてるんですか?
「いやいや、まほちゃんもよくやってくれてますよ。な?優。伊藤ちゃんの時とそう変わらないよなっ」
辰五郎さんが優さんに同意を求めると、優さんは横を向いて、「そうですね」なんて答えた。
もしかして照れてます?
私の事意識してもらったとか……
それからも和やかムードで話は進んだ。
吉野設計としても今後大野建設と仲良くしておきたいんだろう。
私も前田ホームさんの件のお礼も言えた。
それでは…と言って、立ち去ろうとしたときに
「では、また…」
と、優さんに言われて、うっかり
「次は二人で…」
なんて言いそうになった。
あとで課代に思いっきり笑われたけど