メトロの中は、近過ぎです!
夕方に私が外回りから戻ると3課の全員が揃っていて、ソファーのところに集まり話をしていた。
「戻りました」
「おう佐々木、お疲れ」
北御門さんが自分が座っている一人掛け用のソファーに隙間を空けて手招きをするけど、それには軽く手を振って辞退した。
「いやー、しかし、北さんお手柄だったな。よくあの状況で潜り込めたな~」
「いえ。あれは南の作戦のおかげですよ」
「いえ。俺よりも、やっぱり一番デカかったのは浜松工場の在庫でしょうね。大野がよくあれだけ集めてくれたと…それで勝負はついた感じでしたね」
「いや、あれは伊藤さんのあの写真のおかげですよ」
あはは…と皆が笑っている。
どうやらみんなで落ち着いて昨日の件について語り合っているらしい。
「今日はさすがに早く帰りたいが…明日は打ち上げに行くか?」
課長が楽しそうに言う。
「課長のおごりですか?ごちそうさまです」
北御門さんも嬉しそうに答える。
「おいおい。北さんもだろう。明日は俺と北さんのおごりだ」
「やったー。高級料亭予約しときます」
しばらく笑い声が止まない3課のオフィス。
「しかし伊藤さんの写真見たときのおまえの反応、あれ忘れられないな」
南主任が大野さんに笑いかけると、
「そうよね。エロかった」
伊藤チーフもふふふと笑って大野さんを見る。
「あの伊藤さんの写真はヤバイですって…なぁ戸田」
「俺に振らないでくださいよ…」
3課のオフィスにひと際大きな笑い声が響いた。
大野さんもすっかり3課に馴染んでいる。
もうあの爽やか御曹司スマイルを見ることはなくなったけど、こっちの方が断然いいと思う。
これまで以上にまとまってる3課。
ここに異動してきて本当に良かったと思う。
みんなと仕事できて良かった。
この仕事をやっていて良かった。
そんなことを考えながらみんなの話を聞いていた。
「戻りました」
「おう佐々木、お疲れ」
北御門さんが自分が座っている一人掛け用のソファーに隙間を空けて手招きをするけど、それには軽く手を振って辞退した。
「いやー、しかし、北さんお手柄だったな。よくあの状況で潜り込めたな~」
「いえ。あれは南の作戦のおかげですよ」
「いえ。俺よりも、やっぱり一番デカかったのは浜松工場の在庫でしょうね。大野がよくあれだけ集めてくれたと…それで勝負はついた感じでしたね」
「いや、あれは伊藤さんのあの写真のおかげですよ」
あはは…と皆が笑っている。
どうやらみんなで落ち着いて昨日の件について語り合っているらしい。
「今日はさすがに早く帰りたいが…明日は打ち上げに行くか?」
課長が楽しそうに言う。
「課長のおごりですか?ごちそうさまです」
北御門さんも嬉しそうに答える。
「おいおい。北さんもだろう。明日は俺と北さんのおごりだ」
「やったー。高級料亭予約しときます」
しばらく笑い声が止まない3課のオフィス。
「しかし伊藤さんの写真見たときのおまえの反応、あれ忘れられないな」
南主任が大野さんに笑いかけると、
「そうよね。エロかった」
伊藤チーフもふふふと笑って大野さんを見る。
「あの伊藤さんの写真はヤバイですって…なぁ戸田」
「俺に振らないでくださいよ…」
3課のオフィスにひと際大きな笑い声が響いた。
大野さんもすっかり3課に馴染んでいる。
もうあの爽やか御曹司スマイルを見ることはなくなったけど、こっちの方が断然いいと思う。
これまで以上にまとまってる3課。
ここに異動してきて本当に良かったと思う。
みんなと仕事できて良かった。
この仕事をやっていて良かった。
そんなことを考えながらみんなの話を聞いていた。