冷たい君の甘い秘密




───────……





「………い、おーい」





誰かに呼びかけられてぼんやり目を開けるとそこには。




か、か、か………!!




柿P!!?!?!?!?





※ちなみに柿Pとはあたしが大ファンのアイドルである。





「俺の愛する子猫ちゃん、お見舞いに来てあげたぜっ☆」





そう言ってウインクする柿P。





“俺の愛する子猫ちゃん”!?!?!?






「柿Pーーーー!!!」






ギュッと思いきり柿Pに抱きつく。






「…勘弁しろよマジで」





あれ?水瀬くんの声が聞こえたような聞こえないような…





まぁいっか!!どうせ気のせいだ!!





あたしはさっきよりもギュッと抱きついて目を瞑った。


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