冷たい君の甘い秘密
げっ。
「……その手何」
「肌…いっいや!ゴミがついてて!!」
肌触ろうとしてました☆なんて言えるわけないだろーー!!!
「ふーん…」
水瀬くんは自分の手をあたしのおでこに当てる。
な、なに?
「…まだ熱あるな」
そう言って手を離した。
ていうかこの状況……
ボサボサな髪の毛に、カエル柄のパジャマに、寝起きのすっぴん。
こんな姿を今水瀬くんに見られてるってことで。
「〜〜っ!!!」
状況を把握した途端、ボンッと音を立てて真っ赤になる顔。
穴があったら今すぐ入りたいっ!!!
あたしは慌てて布団で顔を隠した。