冷たい君の甘い秘密






「じゃあ俺帰る」





水瀬くんはそう言うと立ち上がる。





「うん、ありがとね」




「…別に。じゃ」





「あ!待って!!」






水瀬くんの手を掴んで引き止めると目を大きく見開いて振り向く水瀬くん。





「め、メリークリスマス!!」






水瀬くんはフッと笑うと。





「…メリークリスマス」













メリークリスマス





“楽しいクリスマスを”





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