冷たい君の甘い秘密



──────……





あたしと水瀬くんの出会いは2年生になったばかりの頃。




たまたま隣の席になったあたしと水瀬くん。



喋ったこともなければ、絡んだこともない。



が。



さっきも言ったとおり、友達1000人を目標としてるあたしは




「よろしく!水瀬くん!」




そう笑顔で水瀬くんに話しかけた。




そこまではよかったんだ。


そこまでは。







「…………うざ」





それが水瀬くんの返事。



まるでゴキブリを見るような目つきもセットで。



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