不誠実なカラダ
「ちょっ……部長っ!」

お姫様抱っこなんて、今までされた事がない。

恥ずかしさのあまり、足をバタバタさせる。

「暴れるな。落とすぞ。」

「はい。」

一応大人しくしているけれど、心臓はドキドキしていて、うるさい。


そして部長はそっと、私をベッドに寝かせた。

急いで巻いたタオルを、スルッと脱がされる。

「……綺麗だ。」

私は横を向いた。

「俺がなんでおまえの申し入れを受けたか、分かるか?」

「……知らないです。」

「高杉が、俺の好きな体をしているからだよ。」

部長の方を見ると、髪を洗ったのか、目に前髪がかかっていて、色気が倍増している。

こんな人に、私、抱かれているの?

目を瞑っても、胸がドキドキしている。


「高杉。おまえの体、俺に堪能させてくれ。」

そう言うと部長は、いつものように、私の体を舌で這いずる。

「今日はここも、楽しませて貰うか。」
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