『 』
プロローグ
銃声が聞こえる…
燃え盛る家々逃げ惑う人々の悲鳴
耳をつんざくサイレンの音。
喜びの国、アレグリーア
その豊かな領土を羨んだ隣国の長に度々の戦を仕掛けられていた。
いつもなら
すぐに鎮火する戦のはずが国中が火の海と化すほどのもう襲撃だった
「行きなさい!!アイカ!!遠くに…とにかく遠くへ逃げなさい!!」
「いやだよ…ママも一緒に…」
「行くんだ!!アイカ!!」
「パパ…」
「行きなさい!!行け!!」
お父さんにナイフを投げられた
当たらなかったし怪我もしなかったけど
ビックリして…怖くて…私はその場を逃げ出した。
「振り返るな!!逃げろ!!遠くへ逃げろ!!」
「そして…」
「ソシテ…シアワセニ…ドウカ…イキテイテ…」
最後の言葉は降り注ぐ大砲の音でかき消され聞き取ることは叶わなかった。
両親は死んでしまった。
私はこれからどう生きていけばいいのか
誰を頼ればいいのか…
途方もなく
戦地を歩き始めた。
燃え盛る家々逃げ惑う人々の悲鳴
耳をつんざくサイレンの音。
喜びの国、アレグリーア
その豊かな領土を羨んだ隣国の長に度々の戦を仕掛けられていた。
いつもなら
すぐに鎮火する戦のはずが国中が火の海と化すほどのもう襲撃だった
「行きなさい!!アイカ!!遠くに…とにかく遠くへ逃げなさい!!」
「いやだよ…ママも一緒に…」
「行くんだ!!アイカ!!」
「パパ…」
「行きなさい!!行け!!」
お父さんにナイフを投げられた
当たらなかったし怪我もしなかったけど
ビックリして…怖くて…私はその場を逃げ出した。
「振り返るな!!逃げろ!!遠くへ逃げろ!!」
「そして…」
「ソシテ…シアワセニ…ドウカ…イキテイテ…」
最後の言葉は降り注ぐ大砲の音でかき消され聞き取ることは叶わなかった。
両親は死んでしまった。
私はこれからどう生きていけばいいのか
誰を頼ればいいのか…
途方もなく
戦地を歩き始めた。
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