好きでいいかも……
 高い吹き抜けホテルのロビーに思わず見入ってしまう……

 指定されたレストランは、一階の海辺にある……


 レストランの入口で一端足を止めた。

 ジョンとカイトはまだなのだろうか?

 先に入るのも? 

 などと悩んでいると……


「リサ!」

 カイトの声に振り向いた。


「カイト!」


「うわ―っ」

 カイトが目をキラキラさせて、私を見ている。


「どうしたの?」


「リサ凄く可愛い。ねえ、パパ?」


 カイトは、後ろから来たジョンに目を向けた。


 近づいてきたジョンと目が合ってしまった。

 ほんの数秒だが、ジョンと目が重なったまま時間が止まった。



 ジョンの横には、女性の姿は無く、カイトと二人で来たようだ……


 ジョンは又、私の肩を抱きハグをする。

 ここでは、当たり前の事……

 自分に言い聞かせた。
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