好きでいいかも……
 このまま流されてしまう事が、嫌なわけじゃない……

 ただ、ジョンの言葉を信じてしまいそうで、怖い……

 ずっと……

 それが、今だけの気持ちになってしまうのが怖い……

 それなのに……


 ジョンの手が、外されたブラウスの中へと入り、直接肌に触れられると、甘い声が漏れてしまう……


 ジョンは、また、唇を塞ぐと、キスをしたまま寝室へと動き出した。


 器用に、寝室のドアを閉めると、暗闇の中に引きずり込まれた……


 ベットの上に崩れるようになだれ込むと、覆いかぶさったジョンの手は、私の下着を優しく、剥がしていった……


 ジョンの手が、胸の膨らみを確認するように、優しく弄る。

 ジョンの唇が、胸の先端に触れた途端、私の中に熱いものがこみ上げてきた。

 「あっ……」

 たまらず、声が漏れる。

 こんな感覚は初めてだ……


 体中が、ジョンを求めてしまっている感覚に、何も考えられない……


 太もももを何度も何度も撫でられ……

 ショーツの中にジョンの手が入ると、思わず体を固く閉じた。

 「僕は、本気でリサが好きだ……」

 耳とで甘く囁かれ……

 唇が重なると、私の体は自然に力が抜けていった。



 私の敏感な部分に、ジョンの手が探るように触れる。


 何度も何度も、優しいキスを、体のあちらこちらに散りばめながら、私の中へと入ってきた……

 私は、ジョンの背中手を回し、この時に確かに、幸せを感じた……


 カイトが寝ている事も忘れ、甘い声が部屋の中に響いた……
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