好きでいいかも……
逃げたのかも
日本へ戻る日まで、後三日だ……
結局、今回の旅は、ケアンズに滞在したままとなってしまった。
どっちにしても、日本へ一度戻らなければならない……
本当に、オーストラリアに来ていいのだろうか?
カイトは、あれから毎朝、ホテルに来ては、迎えの約束を私と交わしていく。
カイトにスクールのママ達ともしっかり顔なじみになり、知らないカイトの一面を教えてもらえ、ワクワクさえしていた。
毎日、ジョンの顔を見られる事に、かなり胸が高鳴る自分を少しづつ受け入れようとしていたのに……
ジョンに、どれだけ気持ちを奪われているのか、気が付かないまま……