好きでいいかも……
昼休みを晴香と一緒に近くの喫茶店で済ませ、会社へと戻ると、私を見るなり受付の若い女の子が手招きをした。
受付のカウンターに近づくと…
「お客様がお待ちで……」
と受付の子が言い終わらないうちに……
「リサ―」
と言う聞き覚えのある声がロビーに響いた。
いきなり胸がギュッと締め付けられた。
まさか……
そう思いならも、声のする方へ振り向くと……
私に向かって、一直線に走ってくるのは、笑顔いっぱいのカイトだった。
私は思わず屈みこむと、走ってきたカイトを両手で力一杯抱きしめた。
「リサ! お手紙ありがとう。急に居なくなったからびっくりしたよ……」
カイトは私の胸の中で、少し怒ったように言った。
「ごめんね…… でも、どうしてここに……」
私はカイトを胸から離して目を合わせると、数日離れただけなのに、とても愛おしく感じた。
「パパがね、お手紙のお返事の住所が分からないから、リサに届けようか? って、言ったの」
カイトは嬉しそうに、肩からリュックを下ろすとチャックを開け、中から水色の封筒を出した。
「えっ!」
私は、驚きのあまり大きな声を出してしまい、ロビーにいた人達がこっちを見た。
その中に、ジョンの姿があり、水色の封筒を手にしたまま動けなくなってしまった。
受付のカウンターに近づくと…
「お客様がお待ちで……」
と受付の子が言い終わらないうちに……
「リサ―」
と言う聞き覚えのある声がロビーに響いた。
いきなり胸がギュッと締め付けられた。
まさか……
そう思いならも、声のする方へ振り向くと……
私に向かって、一直線に走ってくるのは、笑顔いっぱいのカイトだった。
私は思わず屈みこむと、走ってきたカイトを両手で力一杯抱きしめた。
「リサ! お手紙ありがとう。急に居なくなったからびっくりしたよ……」
カイトは私の胸の中で、少し怒ったように言った。
「ごめんね…… でも、どうしてここに……」
私はカイトを胸から離して目を合わせると、数日離れただけなのに、とても愛おしく感じた。
「パパがね、お手紙のお返事の住所が分からないから、リサに届けようか? って、言ったの」
カイトは嬉しそうに、肩からリュックを下ろすとチャックを開け、中から水色の封筒を出した。
「えっ!」
私は、驚きのあまり大きな声を出してしまい、ロビーにいた人達がこっちを見た。
その中に、ジョンの姿があり、水色の封筒を手にしたまま動けなくなってしまった。