一瞬でも君の隣にいたくて。
「おそかったなぁ!なかやまぁ!」




「うん。ごめん先生。」




「どーした?なんかあったのか???」




「いや、別に何も無い!よし!手伝いってなーに!」




「なぁ、中山。」




「は、はい。」




「お前さ。我慢するくせあるよね。強がるくせ?って感じの。なんかあるならいえよ!俺いちおう先生だしな!(笑)」




「ありがとう。先生。」




ありがとう。
でもね、このなにかは先生に対してのなにかだとおもうの。
だから先生にはいえない。



だれにもいえない。



つらいかもしれない。けれどそれでもこの人を好きでいたいって思ったんだ。



ねぇ、先生。



思うだけならいいよね…。
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