一瞬でも君の隣にいたくて。
その後先生と2人で教室の掲示物を張り替えたりした。




意識しているからなのか、常に胸はバックバク。



先生の顔なんて見てる余裕もないんだ。




わたし、本気なんだなぁ。って。




「なかやま!ありがとな!お前のおかげで早く終わったぞ!」




「全然!!」




「帰るか!って…。こーゆー時家まで送れればいいんだけどなぁ。(笑)」




「え!?」



先生が私の家まで??そんな!!!




「でもな、ごめんな。学校の規則で…。車に乗せるのもだめなんだよ。」




「全然大丈夫だよ!わたしちゃんと帰れるから!」




「そっか?手伝わせたのにわりぃな。あ、じゃあこれ。帰りに飲み物でも買って帰れよ!アイスでもなんでも!」




「それって寄り道だよね…?校則的にだめだよね…?」




「手伝ってくれたから。今日、お前だけの特別ルール」




そーいって先生はわたしをみて ニコッ ってわらってくれたんだ。



笑ってもらえるだけでこんなに嬉しいなんて。




喜びを胸にかかかえたまま私は家に帰った_____。
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