嘘
ストレッチも終わり、公園を出る。
ランニングして帰るつもりだったけど、予想以上の運動量に俺もハルイチも走って帰る元気は無くなっていた。
「ちょうどクリスマスもあるし、冬休みは楽しみだねぇハヤタ先生。」
「茶化すなよ。そうか・・クリスマスはやっぱり一緒に過ごした方がいいか・・。」
「は!?当たり前だろ。
っていうかデートとかしないのかよ。」
「ん~~~まあ・・・ぼちぼち。」
正直、松尾さんも自分から何かを言ってくる事はしないし、
・・・遠慮してるのかな。
一応アプリのIDはお互い交換したけど、たまに本の話をするぐらいだった。
「まっ、良い冬休みを。」
「ハルイチも合宿頑張ってな。
じゃあまた。」