「バレンタイン、部員のみんなにチョコあげようと思ってて今朝試作したからちょっと食べてみて。」


チカは席に着くなり、俺にチョコレートが入った包装紙を渡してきた。


「気合い入ってるな。・・んんっ美味しいよ。」


形は少しいびつだったけど、味は確かだった。


「良かった!
あ、ハヤタにはあげないからね。」


「わざわざ宣言しなくてもいいだろ。」


「迷惑かけちゃうから。」


「別に迷惑だなんて思わないよ。」


「バーカ。ハヤタのことじゃないし。」



・・・よく分からないがチカからチョコは貰えないらしい。


< 141 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop