『止まれ』


「え?」


誰かの声が聞こえた。

なんだろう。
声が聞こえたというより頭の中で声がした・・?



反射的に自転車のブレーキを握り、その場に止まる。



誰だろう・・。


周りを見渡すが誰もいない。

街灯が少し薄暗い、他に何も無い道だから近くに誰かいたらすぐ分かるのに。



「気のせいか。」



後ろに振り返っていた視線を前に戻した。


< 3 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop