沈黙が流れ、チカが少し目を伏せた。


それと同時に、心臓の鼓動が早くなっていくのを感じる。




・・・・・・・ダメだ・・・

まだ・・ダメだ・・・






「・・ずっと・・」


「ああ!待って!用事思い出した!!
すぐ帰らないと!

チョコありがとう!大事に頂くよ!

じゃあまた!!」




味方ゴール前まで攻め込まれていた相手からボールを奪い、相手ゴールに向かってカウンターを仕掛ける時のように・・


全力疾走をして公園を出た。



チカが作ってくれたチョコを大事に抱えながら・・。



第24話 完

< 360 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop