「ご、ごめん。
邪魔するつもりは無かったんだけど・・」


「学校以外で会うの初めてだね。」


「私・・家この辺なの。」


「そうか、そう言われてみれば末丸中の学区かここらへん。」



「が、学校の帰りに本屋寄ってたらつい夢中になって気付いたらもうこんな時間で急いで帰ってたらたまたま公園で誰かいるのが見えてそれが河原君だって気付いてでもサッカーの練習してたから声かけるのも迷惑だと思ってでもそのまま帰るのも無視したみたいになっちゃうから・・」



「ちょっと待って。
早口で何言ってるか分からない。」


「ごごごめん。」


「あ、ここで俺がサッカーの練習してたのは秘密ね。
・・・理由は聞かないように。」


「う、うん。分かった。」



松尾さんにも見つかったことだし、今日はこのあたりでやめるか。


< 47 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop