嘘
『以上だ。』
死神の声と共に正気に戻る。
いつの間にか俺は、大粒の涙を流していた。
「これは・・・・本当なんですか?」
『残念だったな。』
「俺まだ14歳ですよ・・・。
明日15歳の誕生日なんですよ!」
『そうみたいだな。』
嫌だ・・・死にたくない・・・
絶対に嫌だ!
まだやりたい事たくさんあるのに。
高校にだって行きたいし。
・・・生きたい・・・・
「まだ死にたくない・・・・お願いします助けてください。」
『私をそこらの無慈悲な死神と一緒にするな。
お前に1度だけチャンスを与えてやる。
だからこうやってお前の目の前に現れた。」
「何でもします。助けてください。」