嘘
・・・・・・
何ともない。・・・何でだ。
俺は嘘をつかなかったぞ死神。
確かに生きてる・・・のか?
隣にいる松尾さんの顔を見つめる。
「ど、どうしたの?」
「ちょっとごめん。」
断りを入れた後、両手で軽く松尾さんのほっぺをつねる。
「!!!
は、はひほふふんでふは!?」
「痛かった?」
「いいい、痛かったしびっくりしました。」
「そのたまに出る敬語は何なの?」
ハハハ。夢じゃ無い。
・・・ん?
あ、こういう場合、自分のほっぺをつねらないと意味ないか!
少し気が動転してしまった。
松尾さんに悪いことしたな。
「ごめんごめん、ちょっとからかっただけ。」