嘘
当然ハルイチは毎日夜な夜な俺がランニングと1人自主練習していることを知らない。
夏休みに実現できなかったハルイチとの練習が意外な形でできたな。
末丸公園へ行き、久しぶりにパスを交わした。
「おいおい、全然衰えてねーな!」
「そういうお前も一段と体つきでかくなったな。」
「ハヤタの分まで頑張るって決めたからな!」
「今のチームはどうなんだ?」
「正直県レベルで考えるとあんまり強くないけど、この辺の学校だったら負けないぞ!」
「夏目は元気か?」
「あ?お前ら一緒のクラスだろ。
俺に聞いてどうするよ!」
「それもそうだな・・。」
「ハヤタ!クロス上げてくれよ。
久しぶりにお前のピンポイントクロスでボレー決めたいぜ。」
「おお!」
練習終わりで疲れてるところありがとうハルイチ。
俺達はその後も時間を忘れるほどボールを蹴り合った。