死の狭間で生きていくということ。
教室に行くときは、緊張した。
体が男だってバレるんじゃないかって思ってしまったから。
だって、下のブツはムカつくことに健在だからね(笑)
でも、そんなことはなかった。
男子たちは私のことを好奇の目で見てるのは明らかだったし、
女子たちは私のことを一人の「女の子」として扱ってくれる。
私は、頑張ってみんなの会話に追いつこうとした。
会話についていけないこともあった。
だけど、みんなは深く聞いてくることはなかった。
今の私の状況をどう説明したらいいのかわからずに悩んでいたから、ありがたかった。