[完]俺が君を忘れない

「だって、俺来夢ちゃんに傷つけられることなんてないし、傷ついたとしても、好きな人に傷つけられるなら本望だよ?」

「……蒼哉」

「ねえ、来夢ちゃん?言ってもいい?」

「ん?」

「俺は、どんな来夢ちゃんも大好きです。冷たい来夢ちゃん、優しい来夢ちゃん、怒ってる来夢ちゃん、泣いてる来夢ちゃん、幸せそうな来夢ちゃん、笑ってる来夢ちゃん……ぜーんぶ大好きです。たとえ来夢ちゃんが俺を忘れても、俺が覚えてる。大事な思い出も、俺が覚えてる。何度だって惚れさせてみせる。
……だから、俺と付き合ってください。」



いつだって蒼哉は、こうやって私の不安を取り除いてくれた。



「お、お願いします…私と付き合ってくださいっ……」


うまく伝わったかな?

私の初めての精一杯の告白



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