[完]俺が君を忘れない
君という存在

学校へ行けなくなって、約1ヶ月

前までは病院から行ってたんだけど、病気の進行が予想以上に速くて、ダメらしい。

蒼哉は学校だし…

最近、ずっと蒼哉が頭から離れない

きっとこの間のことだわ、だからだ。

じゃなかったらこんなこと今まで無かったもの。

もうすぐで高校2年の2回目のテストが始まる

先週からテスト期間に入ったからってのもあるのか、蒼哉はこの1週間ずっと来てない。


…て、私なんでこんなに…こんなに


「寂しいなんて…」


口には出せない言葉。

きっと、もう言わない。

だって、蒼哉には蒼哉の生活がある

蒼哉は優し過ぎるから、寂しいなんて言ったら飛んで来るだろう。

でもね、でもダメなんだよ……


いつかそうなってしまう私といさせるのは……



蒼哉がかわいそう。


< 8 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop