聖なる夜に来る待ち人は
そんなふうに台所で二人でワタワタしながらも楽しくご飯を作り終えたら6時前だった。
スープが無い!とパスタの後に慌ててコンソメスープも作った。
そうして、キッチン前のダイニングテーブルにパスタと小さめピザにサラダにポテト、唐揚げに、スープを並べて夕飯にした。
「「いただきます。」」
手をあわせて言うとお互いに目が合いクスッと笑い合ってご飯を食べはじめた。
パスタは昔ながらのケチャップのナポリタン。
それでも美味しいと食べてくれる寺川くんはとっても美味しそうに沢山食べてくれた。
家で誰かと一緒に食事なんて久しぶりで、とても楽しくて美味しくて私もいつも以上に食べてしまった。
でもケーキは別腹と買ったケーキを取り出すと
『Dearメイ Happy Birthday』
のプレートが載っていたのだ。
「これ・・・」
そう呟くと
「今日はイブだけど、イブ以上に大切な芽衣の誕生日だから祝いたくて頼んだ。嫌だったか?」
「ううん、嬉しい・・・」
思いがけないサプライズに目が潤む
私は予約した時プレートは頼まなかった。
でも、ケーキは予約しただけあり代金も払い済みなので引き取りを頼んだのだ。
そしたらコレである。
「祐吾くん、ありがとう。凄く嬉しい。」
そう言うと、すっごく甘い微笑みで
「芽衣、18の誕生日おめでとう。俺は芽衣が大好きだよ。付き合ってください。」
ケーキを前に再び告げられた言葉に初めの時には無かったきゅんとした胸の苦しさ。
これがきっと答えだから。
「はい、私も祐吾くんが好きです。よろしくお願いします。」
自分の誕生日に希望もなかった数日前から打って変わった。
誕生日でもある聖なる夜に来る待ち人は、私の大切な人で私を大切と言ってくれる。
かけがえない人でした。
Fin
スープが無い!とパスタの後に慌ててコンソメスープも作った。
そうして、キッチン前のダイニングテーブルにパスタと小さめピザにサラダにポテト、唐揚げに、スープを並べて夕飯にした。
「「いただきます。」」
手をあわせて言うとお互いに目が合いクスッと笑い合ってご飯を食べはじめた。
パスタは昔ながらのケチャップのナポリタン。
それでも美味しいと食べてくれる寺川くんはとっても美味しそうに沢山食べてくれた。
家で誰かと一緒に食事なんて久しぶりで、とても楽しくて美味しくて私もいつも以上に食べてしまった。
でもケーキは別腹と買ったケーキを取り出すと
『Dearメイ Happy Birthday』
のプレートが載っていたのだ。
「これ・・・」
そう呟くと
「今日はイブだけど、イブ以上に大切な芽衣の誕生日だから祝いたくて頼んだ。嫌だったか?」
「ううん、嬉しい・・・」
思いがけないサプライズに目が潤む
私は予約した時プレートは頼まなかった。
でも、ケーキは予約しただけあり代金も払い済みなので引き取りを頼んだのだ。
そしたらコレである。
「祐吾くん、ありがとう。凄く嬉しい。」
そう言うと、すっごく甘い微笑みで
「芽衣、18の誕生日おめでとう。俺は芽衣が大好きだよ。付き合ってください。」
ケーキを前に再び告げられた言葉に初めの時には無かったきゅんとした胸の苦しさ。
これがきっと答えだから。
「はい、私も祐吾くんが好きです。よろしくお願いします。」
自分の誕生日に希望もなかった数日前から打って変わった。
誕生日でもある聖なる夜に来る待ち人は、私の大切な人で私を大切と言ってくれる。
かけがえない人でした。
Fin