聖なる夜に来る待ち人は
「八雲、お昼一緒に食べよう!」
ポンっと肩に手を置かれながら声をかけられる。
振り返らなくても分かる。
廊下からは悲鳴が聞こえる。
「寺川くん。今日は登下校を一緒にという話ではなかったですか?」
恐る恐る振り返ると、そこにはいい笑顔の寺川くん。
「やっぱり交流を深めるために出来ることは一緒にいる時間を多く取ることだと思うんだよね。だから今日明日は一緒に食べて、終業式の日はイブだからそのまま出掛けようね!」
な、なっ・・・
教室でなんて事言ってくれたんだ!!!
『ヤダー、王子が八雲さんをイブに誘うなんて!』
『私達のクリパは断られたのにぃ!』
『なんで、あんな子に構うの!』
『ホント、せめて隣の峯さんなら分かるのに。』
うん、外野の皆さん。
言ってる事は辛辣だけど私ですら疑問だらけだからここは大いに同意しちゃうよ。
「あら、凶悪なお顔になってきて。王子の仮面崩れちゃうわよ?」
寺川くんに向ってそんなふうに言うはるちゃん。
「あ?元々周りが勝手に言い出しただけだろ?そもそもなんで俺の好きな人貶されなきゃならない?」
ん?
今なんか流しちゃならん単語が入っていた様な・・・
でも、もう朝からの流れでキャパオーバーだから考える事を放棄しても良いかな。
良いよね?
ポンっと肩に手を置かれながら声をかけられる。
振り返らなくても分かる。
廊下からは悲鳴が聞こえる。
「寺川くん。今日は登下校を一緒にという話ではなかったですか?」
恐る恐る振り返ると、そこにはいい笑顔の寺川くん。
「やっぱり交流を深めるために出来ることは一緒にいる時間を多く取ることだと思うんだよね。だから今日明日は一緒に食べて、終業式の日はイブだからそのまま出掛けようね!」
な、なっ・・・
教室でなんて事言ってくれたんだ!!!
『ヤダー、王子が八雲さんをイブに誘うなんて!』
『私達のクリパは断られたのにぃ!』
『なんで、あんな子に構うの!』
『ホント、せめて隣の峯さんなら分かるのに。』
うん、外野の皆さん。
言ってる事は辛辣だけど私ですら疑問だらけだからここは大いに同意しちゃうよ。
「あら、凶悪なお顔になってきて。王子の仮面崩れちゃうわよ?」
寺川くんに向ってそんなふうに言うはるちゃん。
「あ?元々周りが勝手に言い出しただけだろ?そもそもなんで俺の好きな人貶されなきゃならない?」
ん?
今なんか流しちゃならん単語が入っていた様な・・・
でも、もう朝からの流れでキャパオーバーだから考える事を放棄しても良いかな。
良いよね?