わたしの太陽
「…あれ?みんなは?」
私は理香子からのLINEを晴人に見せた。
「…そういうことかよ」
晴人は小さい声で言った。
「……かえる?」
私は聞いた。
「せっかく来たんだし…行こうぜ」
「うん…」
沈黙が続く。
どうすればいいかな。
この前のこと謝る?
私が考えてたら晴人が沈黙を破った。
「なんか…久しぶりだな」
「そうだね…元気してた?」
「まあな、てか心羽って浴衣とか着るんだな(笑)」
「ちょっなにそれ!バカにしてるの!?」
「してないって(笑)似合ってるよ」
「絶対してるでしょ〜!お世辞ありがとう(笑)」
「お世辞じゃねえよ!」
「ありがと(笑)晴人こそ似合ってるカッコイイじゃん!!」
晴人は顔を赤くした。
「何照れてんの(笑)」
「別に照れてねえ!!!!!!」
私は笑った。
晴人と話さないでいるのは辛い。
だって今もこんなに楽しい。
また話すようになってようやく気付く。
やっぱり私が好きなのは晴人だ。